17坪狭小住宅でもサウナが作れます
構想から早1年半。ようやく完成しました。
この記事をは下記のような方にお勧めの記事です。
- 新築やリフォームする住宅でサウナを導入したい
- ロウリュができるサウナストーブの選定に迷っている
- チラー(水風呂を冷やす機械)は何を選べばいいか分からない
ということで長い前置きは抜きにして早速マイホームのサウナ環境を紹介してまいります!
これが我が家のサウナ!
浴室の隣りにあるのですぐに汗を流せます。
サウナ室のドアをあけるとこんな感じ。
まだ照明点けてなくてごめんなさい。
照明を点けるとこんな感じ!
暗めの間接照明でメディテーション
(瞑想)サウナ的なことも!
サウナストーブは
フィンランドMISA社製 KOLIBRI

サウナの心臓部であるサウナストーブの選定にはかなりの労力を使いました。
かなり入念に調査を重ねた結果選んだのが、フィンランドのMISA社製 KOLIBRI
MISA社のサウナストーブは
泉興産株式会社さんが日本代理店として取り扱っています。
なんと泉興産さんはMISA社製サウナをフィンランド大使館に納入した実績があるそうです!

このサウナストーブはロウリュ可能で、内蔵のサーモスタットで45℃~95℃の間で自在に温度調整が可能なのです。
左のダイヤルがタイマーで、黒いエリアが電源ONの領域。
右のダイヤルが温度設定です。
ロウリュはサウナの魂です。
絶対ロウリュができるサウナがいいの!って妻に駄々をこねまくって購入しちゃいました。
2人で利用できる広さ!
写真では分かりづらいですが
2人でも十分入れる広さです!
基本一人で入るのが好きですが、気のおけない仲間が訪ねてきたときには二人でサウナで語らい合うのも素敵ですね。
ちなみに完成した暁には妻が
アウフグースサービスをしてくれるそうです(笑)
ドアガラスのiPadで
Youtubeや
テレビ鑑賞を可能に!
断熱性の高いペアガラスにタブレットを
置けるしようにしました。
瞑想サウナも良いですが、プロ野球シーズンにはタイガース戦を観戦しながらのサウナ入浴も乙なもんですね🐯
ということで、サウナでテレビ鑑賞できるようにしました!
断熱性の高いペアガラスにタブレットを置けるしようにして曇らないよう配慮。
これでWi-Fi経由のDIGA(HDDレコーダー)のスマホアプリ「どこでもディーガ」でテレビ番組のリアルタイム視聴が可能になります。
またYouTubeを見ながらってのも楽しそうですね。
ちなみにサウナベンチの下にBluetoothスピーカーを設置する予定なので、好きな音楽を聞きながらの入浴も可能に(なる予定)!
水風呂はウッドデッキに五右衛門風呂を設置

サウナがあっても水風呂が無きゃ
ととのえないでしょ?
てな声が聞こえてきました。(どこからやねん)
大丈夫です!安心してください!
水風呂あります!
それもなんとチラー(冷水機)付きが!
この浴槽は 大和重工 五右衛門風呂 です。
アクリル製のよくあるバスタブだと深さが足りないしスペースもとるし。
ってことで探しまくって選んだのがこの五右衛門風呂!
深さもしっかりあって省スペースなのが決め手です。
やはり水風呂にはある程度深さがほしいと思っていたのでこれはドンピシャだと思いました。
チラーはこれ
オリオン機械さんのRKS400F-S

オリオン工業さんの公式HPで用途事例を見ればこのユニットクーラーはMRIの磁場コイルの冷却や、プラスチック成形の金型冷却など主に工業用が用途だと書かれていました。
どこにも水風呂に〜なんて書いていません。
実はわたくし、鳳けいすけは船舶の機関士でありまして仕事上、船舶のエアコンや冷凍庫、冷蔵庫をメンテナンス管理していることから多少こういった機械のことがわかります。
なので、この機械の仕様表を見てなんとなくいけるなーと思ったのです。
しかし!実際に水を浴槽にためて稼働させてみないとわからないので、今めっちゃ不安なんです!
水風呂が冷えなければこのチラー(約20万円)が水の泡に!
頼む!どうか冷えてくれ!
うまく行けばこのチラーで、5~25℃まで冷却可能なので
夢のグルシン
(水温が一桁:シングル)も可能に!個人的には16〜18℃ぐらいの設定にするつもりですが。
後日、浄化用フィルターポンプを取り付けました。
毎日入っているとどうしても髪の毛や誇りですぐに水が汚れてしまいます。

毎回200リットル弱の水を入れ替えるのも面倒だし、経済的ではないので、海外の家庭用プールに使用されるフィルターポンプを導入しました。
これで、髪の毛や綿埃が清浄されて常にきれいな水風呂に入浴できています。
外気浴スペースは!?
ムフフ。
ちゃんとありますよ。
屋外に露天した外気浴用のウッドデッキスペースが。
当初設計士さんに書いていただいた図面を特別に公開しちゃいます。
サウナ→シャワー→水風呂→外気浴への動線もバッチリ
ととのいチェアは?
ばっちり買いましたよ、サウナー界隈で話題のととのいチェアー:
コールマン インフィニティチェア
これをウッドデッキに設置して、屋外の風と少し見える空を見ながらブリブリととのうんだ〜♪

夜の外気浴観賞用は炎🔥を見つめながら

夜間の外気浴ではキャンプファイヤー気分で、炎でうっとりしながらととのう予定なんです。
その商品がこのヒロバ・ゼロの バイオエタノール暖炉
ヒロバ・ゼロのバイオエタノール暖炉
まとめ
遂に公開してしまいました!
鳳けいすけが建築したマイサウナ。(あくまで施主ですが)
いかがでしたでしょうか?
かなりこだわって作ったサウナですが、
まだ完成していないので使用してみての感想はまた別の機会に。
昨今、続々と銭湯経営者が廃業の道を選択しており鳳けいすけの自宅近所の行きつけだった銭湯も最近廃業してしまいました。
ほとんどの銭湯の廃業理由は後継者がいないこと、または経営の重労働(掃除、長時間営業)だと聞いています。
悲しいかな今後も銭湯の廃業はさらに加速していくと思われます。
新築一戸建てや、マンションリフォームでも敷地と資金に余裕がある方は自宅にサウナを作ることもありなのではないでしょうか。(鳳けいすけは地獄の35年ローンを抱えてしまいましたがw)
日本もフィンランドのようにあたりまえに自宅にサウナがある環境になれば夢のようですね。
この記事がみなさんの夢のマイホームサウナ作りの一助になれば幸いです。
コメント欄に是非コメントいただければ嬉しいです。
ブログ制作の励みになります!
コメント
コメント一覧 (9件)
初めまして福岡の石川と申します。、僕も家庭用のチラーを探しているのですが、ちなみにこのチラーの稼働後はいかがだったのでしょうか?感想をお聞きしたくてコメントしました。
よろしくお願いします。
石川
コメントありがとうございます!
約100リットル(水温30℃)を15℃近くまで冷やすのに2時間ぐらいかかっちゃいますが、全体的に快適に使用できています!
初めまして!自宅サウナ素晴らしいですね!私もぜひ設置したいと思っております。
間取り図を拝見させていただいたのですがチラーの場所はどのあたりでしょうか?
お風呂の後ろだと濡れてしまうのかなと思いまして。
お教えいただくと助かります。よろしくお願いいたします。清藤
コメントありがとうございます😊
この間取り図には書いてなかったですね。すみません。
チラーの設置場所はビルトインガレージの収納内に収めています。
チラーはメーカーに問い合わせたところ雨による漏電を避ける為屋内の風通しの良いところに設置しなければいけないとのことでした。
当家では収納にチラー収めているので熱がこもるのを防ぐため収納内に換気ファンを、設置しチラー稼働中は扉を開けっぱなしにしています。
ご参考になれば幸いです。
また、何かご質問があればお気軽にどうぞ!
ご回答ありがとうございます!なるほど!ビルトインガレージ内だったんですね!
換気ファンがバックに映っていたのでどこなんだろう?と思っていました。
チラーのシステムがちょっとよくわかっていないのですが水風呂の水を溜めて
そこへチラーのホースのようなものを窯の中に入れて水を巡回させるのですか?
ガレージ内にチラーがあるということは、デッキ下にホースを通してる感じですか?
質問ばかりすみません!お教えいただくと助かります。よろしくお願いいたします。
こちらのブログへチラーの配管系統図を追加いたしましたので是非ご覧になってください。
>水風呂の水を溜めてそこへチラーのホースのようなものを窯の中に入れて水を巡回させるのですか?
水風呂浴槽側に水栓(水を溜めるための蛇口)は設置しておらず、水風呂の溜め方は、チラーの吸入側のの近くの配管に分岐を設けて水栓と接続しています。
その水栓を開ければチラーを稼働していなくても浴槽に水が溜まっていく様になっています。
また、五右衛門風呂の浴槽に「循環金具」を2つ取り付けて循環させています。1つはチラーへの吸入ライン。1つはチラーからの戻りラインです。
モノタロウ等で循環金具と検索すればヒットしますのでどんなものなのかご覧になってみてください。
循環金具は通常1つで往側・戻側と、2つのホースが接続できるので、1つで済むのだと思うのですが、当家では往側、戻側にそれぞれに循環金具を1つずつ設置して循環金具の2つある内の1つのホースラインは殺してあります。(封をしている)
特に工務店に指示したわけではないのですが、そうなっていました。
往側(チラーへの吸入ライン)が浴槽の低位。
戻側(チラーからの戻りライン)が高位となっています。
往側が低位である理由は、水位が低いときにチラーに内蔵されているポンプが空回しにならないようにするためで、
戻側が高位なのは、物理学的に相対的に冷たい水は水浴槽の底に沈んでいくため、浴槽内をまんべんなく冷やすようにする意図があると思われます。
>デッキ下にホースを通してる感じですか?
そうです。
正確に申しますと、ウッドデッキ下のコンクリートに配管を埋設しました。
ブログでの説明がわかりづらく申し訳ありません。
もっと図解と写真で示してこれから自宅にサウナづくりをしたい方の一助になれるよう内容を充実させていきますね。
これからも、私で良ければサウナづくりのサポートをさせていただきますのでお気軽に仰ってくださいね!
詳しく教えていただきまして大変助かります!なるほど!そのような仕組みだったのですね!
となると、五右衛門ぶろに穴をあけて金具を取り付けていらっしゃると思いますが、それであってますか?
もし可能でしたら五右衛門ぶろの上からの写真などがあればうれしいです。なんでもすみません。よろしくお願いいたします。 清藤
ご返信が遅くなり誠に申し訳ございません。
五右衛門風呂の上からの写真、こちらにアップしていますのでご確認くださいませ。
https://www.sauna-daisuki.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_6372-2-2048×1536.jpg
こちらの循環金具の加工と取付はメーカーである大和重工様でしていただきました。
メーカーに問い合わせしていただきましたら対応していただけるかと存じます。
私の購入後の後悔としては、もうワンサイズ大きな「小判型40」にしておけばよかったなと思っています。
私の購入したものは「丸型25」です。
(参考:大和重工 五右衛門風呂ラインナップ)
https://www.daiwajuko.co.jp/housing-intro/goemon/
私の身長(178cm)では体をくの字に窮屈に折り曲げないと肩までどっぷり水に浸かれないですが小判型40だともう少しゆったりできるのではないかと思います。
次に、もし五右衛門風呂を導入されるのであれば大和重工様に循環金具の取付とあわせてフィルターポンプ用の「バス接続管」も2つ取付をおすすめします。
フィルターポンプとは濾過フィルター付きの家庭プール用の浄化ポンプで、これは水風呂にもってこいです。
https://www.sauna-daisuki.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_7807-2048×2048.jpg
こちらの写真のように現在フィルターポンプを無理やり取り付けて稼働させていますが、めっちゃ水が綺麗になるので導入をおすすめいたします。
こちらの写真のようにホースを浴槽の上から入れることも無理ではないのですがポンプの性質上エアが噛んだらポンプが空回りして水を循環させることができなくなります。
この写真のように水面より高い浴槽の縁をまたいで設置すると絶対にエアが噛んでしまいます。
エアを抜くにはちょっとコツが必要です。
フィルターポンプにはエア抜きバルブが付いていますがポンプを水面より低い位置に置かないとうまくエア抜きができないので、はじめから接続金具を介して浴槽の水面より低い位置にフィルターポンプを設置することが望ましいのです。
バス接続管とはこういうものです。
https://www.sanei.ltd/products/pt46-1/
これで浴槽水面下でフィルターポンプとしっかり接続をすればエア抜きの手間が楽になりますし、見た目もすっきりします。
先日大和重工様にメールで問い合わせをしたのですが、こういった穴あけ加工もしていただけるとの回答でした。
清藤様の自宅サウナのご参考になれば幸いです。
またご質問があれば遠慮せず仰ってくださいね。
細かく教えていただき感謝いたします。
大変参考になりました。建築会社と相談し進めてみます!
ありがとうございました!!