10/9(金)探偵!ナイトスクープ出演予定|LISOS代表 蒸風呂好太郎

自宅サウナ探訪|妻から贈られたMORZH。飛騨高山で楽しむ薪と雪のテントサウナ

自宅サウナ探訪|妻から贈られたMORZH。飛騨高山のテントサウナと木製ストーブガード、水風呂を紹介するアイキャッチ
蒸風呂好太郎

自宅サウナ探訪シリーズ!
今回は、岐阜県の飛騨高山でテントサウナを楽しまれているサウナスキーさんにお話を伺いました!

きっかけは、奥様からの誕生日プレゼント。そこから、薪ストーブのある暮らしと飛騨の気候を生かした、自分だけのサウナ時間が始まりました。

テントはMORZH(モルジュ)の2窓モデル。薪ストーブの周りには大工さんが作った木製ガードがあり、座る高さにもひと工夫。そして、サウナを出たら水風呂も外気浴もすべて3歩以内!

冬には水風呂に薄氷が張り、積もった雪は「即席キューゲル」に。約4年半楽しんできた費用は、総額30万円未満とのこと。設備だけでなく、季節ごとの楽しみ方までご紹介します。

この記事は2026年10月のメールアンケートと、ご本人提供の写真をもとに構成しています。会話部分は回答の趣旨を変えずに編集したものです。温度・所要時間・費用はサウナスキーさんの使用環境での実体験・概算です。

  • 誰のサウナ?
    サウナスキーさん/40代/会社員/岐阜県高山市
  • サウナ室
    MORZH 2窓モデル。現在のレイアウトでは最大3人
  • サウナストーブ
    INTENT Stove 1.2(薪ストーブ)
  • 水風呂
    約2m×1.5mのビニールプールに水道水
  • 外気浴
    インフィニティチェア2台+樹脂製ガーデンチェア1脚
目次

ギャラリー|サウナスキーさんの自宅サウナ環境

飛騨高山の自宅に設置したMORZHのテントサウナとビニールプール、外気浴チェア
テント、水風呂、外気浴チェアがぎゅっとまとまった自宅サウナ。

自宅の横にある、もともとバーベキュー用に用意していたスペース。テントの目の前には青い水風呂、その隣には外気浴チェアが並びます。写真だけでも、移動の短さが伝わってきますね。

MORZHの室内に設置された木製ストーブガード、すのこ、高い座面
テントの中には木製ストーブガードとすのこ。右側には高さを出した座面がある。
蒸風呂好太郎

この木製ガード、テントの中なのにサウナ小屋みたいな雰囲気がありますね!
まずは、自宅サウナが始まったきっかけから教えてください。

自宅サウナのきっかけは、奥様からの誕生日プレゼント

サウナスキーさん

もともと週3〜4回、地元の「臥龍の郷」に通っていました。でも、コロナ禍に長男の高校受験が重なって、しばらく温浴施設へ行くのを自粛していたんです。
サウナを我慢している私を見て、妻が2022年2月の誕生日にテントサウナをプレゼントしてくれました。

蒸風呂好太郎

誕生日にテントサウナ!サウナ好きの気持ちを分かってくれている、素敵なプレゼントですね。

ご自宅は、暖房にも薪ストーブを使う家。普段から薪を用意していて、テントを置く場所もあったそうです。ネットでテントサウナを見ていたことは奥様もご存じで、暮らしの中に迎え入れやすい条件が揃っていました。

サウナスキーさん

ちなみに家族は、私以外は誰もサウナに入りません。友人と楽しんだり、1人で入ったりしています。

ご自身は入らなくても、旦那さんの好きな時間を贈ってくれた奥様。このサウナの始まりを知ると、写真の見え方もちょっと変わります。

寒冷地で使うテントはMORZHの2窓モデル

蒸風呂好太郎

飛騨高山というと冬の寒さが気になります。テント選びでは、どこを重視しましたか?

サウナスキーさん

飛騨地方の中でも比較的標高が高い場所で、冬は気温がマイナス10℃以下まで下がり、雪も降ります。そんな環境で使うことを考えて、MORZHの2窓モデルを選びました。

気軽に持ち運ぶことだけでなく、冬の自宅でどう使いたいかを考えた選択だったんですね。サウナスキーさんのテント内の温度は、普段85〜120℃ほど。十分に温まるまでは夏場で約20分、冬の氷点下では約45分かかるそうです。

MORZHの窓付近に掛けられたアナログ温湿度計
テント内に掛けられた温湿度計。季節によって温まり方も変わる。

数字はあくまでご本人の環境での記録。測る位置や外気温などでも変わるため、この温度を目標にするという話ではありません。冬と夏では準備にかかる時間も違うという、暮らしの中で使っている方ならではのお話です。

薪ストーブはINTENT Stove 1.2|普段の薪をサウナにも

INTENT Stove 1.2の上に積まれたサウナストーンと周囲の木製ガード
テントとセットで購入したINTENT Stove 1.2とサウナストーン。
サウナスキーさん

ストーブとサウナストーンは、テントとセットになっていたものです。薪は自宅の暖房用にも使っているナラなどを、サウナ用に小さめに割っています。

自宅の暖房用ストーブはヨツールのF500、サウナ用はINTENT Stove 1.2と、ストーブ自体は別々。普段の薪のある生活が、サウナを楽しむ土台になっています。

テント内のかごに用意された小割りの薪
小さく割って用意された薪。薪ストーブのある暮らしがサウナにもつながっている。

ロウリュはほうじ茶やアロマ。冬は雪玉の「即席キューゲル」

INTENTストーブのサウナストーンへラドルで水を注ぐ様子
ラドルでサウナストーンにロウリュ。こちらは雪のない時期に撮影された写真。
サウナスキーさん

普段はほうじ茶や、rentoの「フォレスト」「シトラス」を使っています。冬に雪が積もると、雪玉を使った即席のキューゲルも楽しんでいます。

雪玉に香りを添え、ストーンの上でじっくりとロウリュを楽しむのが冬のお気に入りとのこと。飛騨の雪が、そのままサウナの楽しみにつながるというのが面白い!

蒸風呂好太郎

雪が降ったら「寒いなあ」だけでなく「今日はキューゲルができるな」と思える。季節の楽しみがひとつ増えますね!

雪玉キューゲルはご本人の体験談です。今回、雪玉や雪景色の写真はありません。ロウリュに使うものやアロマの使用方法は、ストーブ・製品の説明書に従ってください。

大工さんが作った木製ストーブガードと、座面の高さの工夫

蒸風呂好太郎

写真で気になった木製ストーブガードは、どうして作ろうと思ったんですか?

サウナスキーさん

友人と入ると、奥に座っている人が先に出るときに、ストーブと人の間を通ることになるんです。誤って触れそうで気になっていました。
最初は自作しようと大工さんに相談したら、「オレが作ってやるよ」と。イメージを絵に描いて寸法を伝えたら、想像以上のものが出来上がってきました。

しかも、普段のお付き合いと余った材料で作ったからと、製作費は無料だったそうです。ストーブとの間を区切るだけでなく、室内の雰囲気もぐっと良くなり、ガードに合わせて通路には木製のすのこを敷きました。

蒸風呂好太郎

使いやすさを考えた工夫が、そのまま見た目の良さにもつながっているんですね。次に、座る場所の高さも教えてください!

座面だけでなく、足を置く位置も高くする

2段に重ねた黄色いメッシュコンテナを使った座面と木製の足置き
収穫用のメッシュコンテナで座面を高くし、手前には木製の足置きを配置。
サウナスキーさん

テント内は上下の温度差が大きく、特に冬は地面から冷気を感じます。試行錯誤して、メッシュコンテナを2段重ねにして、その上に板を置く形になりました。
足元にも角材と板で段を作っています。どこまで座る位置を上げられるかで、満足度が大きく変わりました。

その一方で、MORZHは上にいくほど幅が狭くなるため、現在のレイアウトでは最大3人。「何人入れるか」よりも、自分たちが過ごしやすい位置を優先した結果です。

高い座面と足置き、木製ガード、すのこ。セットを置いて完成ではなく、使って気づいたことを少しずつ形にしてきた様子が伝わってきます。

写真は個人の使用事例です。木材とストーブの離隔、座面の耐荷重・耐熱性などの安全性を本記事で確認したものではありません。導入時はメーカーの設置条件を確認してください。

サウナ→水風呂→外気浴が、すべて3歩以内!

テント入口のすぐ前にあるビニールプールとインフィニティチェアの位置関係
テントの入口から見た配置。右に水風呂、左に外気浴チェアが並ぶ。
蒸風呂好太郎

写真を見ると、サウナから水風呂もチェアもめちゃくちゃ近いですね!

サウナスキーさん

サウナの目の前にプールとインフィニティチェアがあるので、すべてが3歩以内に収まっています。

熱いサウナから出て、水風呂へ。その後はすぐ隣のチェアへ。設備をコンパクトにまとめたことで、移動の少ない動線になっています。

水風呂は約2m×1.5mのビニールプール

水風呂に使うのは水道水。夏の水温は18〜24℃ほどで、気温や地熱、入る人の体温によっても徐々に温まるそうです。最初は組み立て式のポータブルバスタブを使っていましたが、今はビニールプールがお気に入り。

サウナスキーさん

プールの壁が枕のようになって、寝転がるように入れるのがいいんです。最初から今のプールにしておけば良かったなと思っています。

ただし、冬には張った氷でプールに傷がつき、穴が開くことも。そのため毎年買い替えているそうで、手頃な道具にも使い続けて分かった事情があります。

飛騨の冬は、水風呂に薄氷が張る

蒸風呂好太郎

冬は雪ダイブもされるそうですが、普段はどう過ごされていますか?

サウナスキーさん

冬も基本的には水風呂です。雪ダイブは積もったばかりの新雪など、条件が限られます。寒いので雪の表面も固くなってしまうんですよね。

雪国ならいつでも雪ダイブができる、というわけではないんですね。憧れはあっても、日常的に使うのは水風呂という実感のこもったお答えでした。

青く照らされたビニールプールの水面に張った薄氷
ご提供いただいた冬の水風呂写真。水面には薄氷が見える。
サウナスキーさん

実際にサウナをした中で一番寒かったのは、外気温がマイナス7℃のときです。10分ほどテントに入っているだけで、水風呂の表面に薄氷が張っていました。
インフィニティチェアの水滴も凍ってしまうので、冬はマットを敷き、サウナポンチョを着て外気浴しています。

水風呂のそばで1.5℃を表示しているデジタル温度計
提供写真の温度計は1.5℃を表示。冬の冷たさが伝わる一枚。

それでも足元の冷えは課題で、靴下にするか、足湯を置くかを検討中とのこと。雪や氷を楽しむ一方で、寒さとの付き合い方も毎年考えているそうです。

蒸風呂好太郎

水風呂だけでなくチェアの水滴まで凍るとは……!
「冬の外気浴」のひと言では伝わらない、飛騨ならではのお話ですね。

氷点下の外気浴や極低温の水風呂は、入浴をすすめるものではなく個人の体験の紹介です。無理に同じ温度や入り方を再現しないでください。

夜のととのいスペースは、オレンジ色の明かりが主役

暖色のキャンプライトとテントサウナののぼりがある夜の水風呂スペース
暖色のライトと「テントサウナ」ののぼり。夜は昼間とは違う表情に。
蒸風呂好太郎

夜の写真もいい雰囲気ですね。照明にはどんなこだわりがありますか?

サウナスキーさん

雰囲気だけです!オレンジ系のランプの方がテンションが上がるんですよね。夜に友人を呼ぶことが多いので、キャンプライトやランタンで雰囲気づくりを楽しんでいます。のぼり旗も買っちゃいました。

外気浴用には、コールマンのインフィニティチェアを2台と、樹脂製のガーデンチェアを1脚。機能だけでなく、自分の好きな景色を作ることも楽しみのひとつになっています。

外気浴チェアに座った目線で見える夜の水風呂と暖色のライト
チェアから眺める水風呂と明かり。家の横に、自分のための休憩場所がある。

普段の楽しみ方|「今夜やろう!」と友人を誘える気軽さ

蒸風呂好太郎

普段はどのくらいの頻度で入っていますか?

サウナスキーさん

仕事や予定、天候にも左右されます。多いと週3回ほどですが、1か月以上入れないこともあります。
夜の予定がなくて仕事が早く終わりそうな日に「今夜やろう!」となって、友人に声をかけます。都合が合えば一緒に、合わなければ1人で入ります。

家の庭で2〜3時間、自分の趣味を楽しむ。施設へ出かけるのとはまた違う距離感が、自宅サウナの良さなのだそうです。

一番好きな季節は、10〜11月

蒸風呂好太郎

冬のお話が印象的でしたが、一年で一番好きな季節はいつですか?

サウナスキーさん

10〜11月ですね。水も外気もほどよく冷たくなってきて、かといって寒すぎない。この時期が一番好きです。

春と秋は外気浴、夏は広めの水風呂、冬は雪玉キューゲル。四季によって楽しみが変わる中でも、「ほどよく冷たい秋」が一番という答えにうなずく方も多いのではないでしょうか。

約4年半で総額30万円未満。自宅サウナにかかった費用は?

蒸風呂好太郎

これから自宅サウナを始めたい方が気になる、費用も教えてください!

サウナスキーさん

設置してから約4年半で、30万円までは使っていないと思います。テントサウナのセットが22万円ほどだったので、それ以降はあまりお金がかかっていません。

アンケートで教えていただいた購入時の金額はこちら。現在の販売価格ではなく、ご本人の記憶に基づく目安です。

設備・用品回答いただいた金額
テントサウナセット
テント・ストーブ・ストーン・ストーンガード
約22万円
水風呂用ビニールプール3,500円
コールマン製インフィニティチェア約1万円
樹脂製ガーデンチェア約2,000円
アウトドア用ランプ約2,000円
すのこ約1,200円
大工さん製作の木製ストーブガード無償で製作

※チェア・ランプの金額が1点あたりか複数分かは未確認のため、表は合算していません。「30万円未満」はご本人の概算で、薪・水道などの維持費を含むかは未確認です。セットに含まれる「ストーンガード」と、後から製作した「木製ストーブガード」は別のものです。

大工さんのご厚意や、もともと薪と設置場所があったことも、この費用感を支えています。同じ予算で誰でも同じ環境が揃うというより、今ある暮らしにうまくサウナを組み合わせた実例として参考になります。

これから自宅にテントサウナを作りたい方へ

蒸風呂好太郎

これから始めたい方に、伝えておきたいことはありますか?

サウナスキーさん

自宅用に買ったけれど、思うように温度が上がらず残念だったという話も耳にするので、商品選びは慎重にした方がいいと思います。
満足できず使わなくなれば、安い商品でも高い買い物になってしまいますから。

冬の寒冷地で使いたいのか、暖かい季節に持ち出したいのか。サウナスキーさんが重視したのは、ご自身が使う場所や季節に合うことでした。

また、普段はテントを設置したままにしているため、台風や大雪の予報が出ると片付けが必要になり、大変なこともあるそうです。楽しむ時間に加えて、天候に応じた撤収や保管も、自宅テントサウナの暮らしの一部ですね。

蒸風呂好太郎

最後に、自宅サウナの魅力をひと言で表すと?

サウナスキーさん

「サウナーにとっての最高の贅沢」ですかね。

about:サウナスキーさんについて

岐阜県高山市にお住まいの40代の会社員。20代の頃からサウナが好きで、地元の「臥龍の郷」に通ううちに、ますますサウナに夢中になったそうです。

サウナ以外の趣味はサッカーとロードバイク。地元の少年サッカーチームでは、10年以上コーチを務めています。

サウナスキーさんの自宅サウナ探訪あとがき

今回お話を伺って印象に残ったのは、テントやストーブの名前以上に、「自分が気持ちよく過ごせるように、少しずつ手を加えている」ということでした。

冬の冷気を感じたら座る位置を見直す。友人と入るならストーブ周りの通り道を考える。夜の時間をもっと楽しみたくなったら、好きな色の明かりを足してみる。

奥様から贈られたテントサウナが、大工さんの手仕事や友人との時間、飛騨の四季とつながって、サウナスキーさんだけの場所になっていました。

蒸風呂好太郎

熱いサウナ、水風呂、休憩場所が3歩以内。そして全部、自分の家の横。
これは確かに「最高の贅沢」ですね!
サウナスキーさん、詳しいお話とたくさんのお写真をありがとうございました!

ほかのオーナーさんの工夫も、ぜひ「自宅サウナ探訪」シリーズでご覧ください。庭の使い方が気になる方は、戸建ての庭にDIYで作ったレッドさんのプライベートサウナもあわせてどうぞ。

取材・構成:蒸風呂好太郎/写真提供:サウナスキーさん

蒸風呂好太郎
LISOS合同会社代表/サウナエンジニア
フィンランドのように日本でもあたりまえに各家庭にサウナのある生活様式を普及させるためにこのブログを始めました♨️

蒸風呂好太郎(本名:村田佳祐)。代表を務めるLISOS合同会社では、サウナ・水風呂の設計施工、機器販売、導入相談を承っています。
自宅サウナ探訪|妻から贈られたMORZH。飛騨高山のテントサウナと木製ストーブガード、水風呂を紹介するアイキャッチ

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